研究室概要

土質力学,地盤工学

地盤工学は,建物や施設を建設するための"基礎"を対象とした学問分野であるとともに,地震時の液状化や豪雨時の土砂災害,土壌汚染などの環境問題も学問の対象となります.研究では,力学試験や模型実験,数値解析を通して地盤災害,環境問題,新技術に関する研究を主に実施します,特に本研究室では室内せん断試験に力を入れて研究を行っています.

更新情報・NEWS
2019.09.02 黒坂君(M1)が第54回地盤工学研究発表会にて優秀発表者賞を受賞しました
2019.04.01 新4年生追加
2019.03.31 齋藤さん(B4)が第46回関東支部技術研究発表会にて優秀発表者賞を受賞しました
2018.03.27 中野さん(B4)が第45回関東支部技術研究発表会にて優秀発表者賞を受賞しました
2018.01.31 卒業論文タイトル追加
2017.11.17 柳田君(M1)が第14回関東支部発表会(GeoKanto2017)にて優秀発表賞を受賞しました
研究テーマ

国立大学法人 宇都宮大学 地域デザイン科学部 社会基盤デザイン学科

地盤工学研究室

研究テーマ

教育・研究活動

地盤工学は,建物や施設を建設するために必要不可欠な分野であり「土」を取り扱います.研究室活動では,卒業研究等を通して基礎である土質力学は勿論,地盤改良や環境問題,災害対策など実務で必要とされる知識や技術のエッセンスを少しでも多く習得して実社会に出れるように配慮した内容としています.学部生については,中空ねじり試験や三軸試験による室内要素実験が研究活動の中心となりますが,大学院では,民間企業や他大学との共同研究などを通して,数値解析や大型模型実験,野外実験等を実施しています.

地盤災害分野

地震や豪雨など自然災害時に発生する土砂災害や地盤沈下など地盤工学分野における災害関係の研究を行っています.

  • ・地震による埋立地盤の液状化や盛土の大規模崩壊に関する研究(メカニズムの解明や対策工の検討等).
  • ・豪雨による雨水浸透や地下水位上昇と土砂災害に関する研究(メカニズムの解明や対策工の検討等).

地盤環境分野

土壌汚染や廃棄物問題など環境問題における地盤工学に関係する内容の研究を行っています.

  • ・廃棄物処分場の減容化技術の開発.
  • ・地下水浸透問題に関する研究.

新しい土質材料の開発

火山灰質土や温泉余土など土質力学分野で"特殊土"に分類される土の物理的性質/力学的性質の把握に関する研究を行っています.また,産業副産物のリサイクルや有効活用に関する研究を行っています.

  • ・栃木県に分布する火山灰質土の物理/力学挙動の把握.
  • ・箱根山付近に分布する温泉余土の物理/力学挙動の把握.
  • ・石材採掘・加工時の副産物(石粉)の有効活用.

スタッフ

海野 寿康

Toshiyasu Unno
  • 役職

    准教授
  • 資格

    博士(工学)(東北大学大学院工学研究科2006年3月)
    技術士(建設部門)土質および基礎(登録No.79687号)
    防災士(登録No.020265号)
  • 専門分野

    地盤工学,土質力学,動土質力学

職歴

  • 平成18年4月 東北大学大学院 工学研究科 教育研究支援者 (平成18年 7月まで)
  • 平成18年8月(独)農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所 特別研究員 (平成20年 3月まで)
  • 平成20年4月 日本大学 工学部 土木工学科 ポスト・ドクター (平成21年 3月まで)
  • 平成21年4月 五洋建設株式会社 技術研究所 土木技術開発部 主任 (平成25年 6月まで)
  • 平成25年7月 五洋建設株式会社 東北支店 技術部 係長 (平成26年 8月まで)
  • 平成26年9月 宇都宮大学大学院 工学研究科 学際先端システム学専攻 准教授
  • 現在に至る.

詳細については,https://www.utsunomiya-u.ac.jp/activity/research/scholarlist/resional/dep3/unno_toshiyasu.phpを参照のこと.

 

 

学 生

黒坂 明善(M1)

地盤改良土の品質調査に関する研究(技術開発分野)

緑川 雄介(M1)

不飽和土の動的特性と水分状態に関する研究(地盤災害分野,土砂災害)

篠崎 歩(B4)

石材加工副産物の有効利用に関する研究(技術開発分野,リサイクル)

鈴木 優花(B4)

火山粘土の動的変形挙動に関する研究(地盤災害分野,液状化)

高石 将平(B4)

アスファルト路盤の耐震技術に関する研究(技術開発分野)

渡邊 唯(B4)

粒子破砕土の動的変形挙動に関する研究(地盤災害分野,液状化)

実験装置・設備

二重セル式不飽和中空ねじり試験装置(誠研舎/濱田電機 製)

供試体サイズ:外径:70mm,内径:30mm,高さ:100mm
載荷方式:ステッピングモータ式 (応力制御・ひずみ制御)
最大せん断ひずみ:25%まで
実施可能試験:単調載荷試験,液状化強度試験,動的変形試験 他
備考:飽和土試料のみ.応力制御繰返しせん断,せん断ひずみ制御繰返しせん断,地震波等任意せん断の各履歴入力が可能.
ユニバーサルデザイン装置.

二重セル式不飽和三軸試験装置(誠研舎/濱田電機 製)

供試体サイズ:直径:50mm,高さ:100mm
載荷方式:空圧サーボバルブ式(応力制御・ひずみ制御)
最大せん断ひずみ:30%まで
実施可能試験:単調載荷試験,液状化強度試験,不飽和土試験,不飽和土試験
備考:不飽和・飽和・乾燥状態下の応力制御・ひずみ制御繰返しせん断試験可能


動的三軸試験装置(誠研舎/濱田電機 製)

供試体サイズ:直径:50mm,高さ:100mm
載荷方式:空圧サーボバルブ式(応力制御),モーター式(ひずみ)
最大せん断ひずみ:25%まで
実施可能試験:液状化試験,単調載荷試験
備考:ベンダーエレメントによるせん断波測定,セメント固化処理土等改良土の試験が可能

透水試験装置(誠研舎 製)

供試体サイズ:透水円筒(内寸法φ100mmx127mm)
実施可能試験:変水位・定水位透水試験,保水性試験
備考:JIS規格透水試験装置(JIS A 218)

加圧式保水性試験装置

供試体サイズ:φ50mmx50mm

3連圧密試験装置(誠研舎 製)

フレーム型圧密試験機
供試体サイズ:内寸法φ60mm×20mm(圧密リング)
載荷方式:レバー式載荷機構
備考:JIS規格圧密試験装置(JIS A 1217)

一軸圧縮試験機(誠研舎 製)

供試体サイズ:直径:50mm,高さ:100mm
載荷方式:モーター式(ひずみ制御)
最大せん断ひずみ:15%まで
実施可能試験:単調載荷試験

実験室風景

学生室(10号棟6階)

土質実験の様子

※女子学生でもユニバーサルデザインの試験器具を導入しているので中空ねじり試験などの土質実験が可能です.

論文

過去の卒業論文・修士論文

  • 柳田 匡慶(2018年度・修論):粒径の異なる土の繰返しせん断作用下における体積圧縮特性の把握
  • 黒坂 明善(2018年度・卒論):地盤改良土に対するBE試験によるせん断波速度の計測
  • 髙樋 夢(2018年度・卒論):大谷石粉末供試体の一軸圧縮強さと土中水分量の関係に関する研究
  • 緑川 雄介(2018年度・卒論):北海道胆振東部地震で大規模崩壊を起こした火山灰質土の物理特性及び力学特性の把握
  • 齋藤 日向子(2018年度・卒論):繰返しせん断に伴う火山灰質砂の粒子破砕に関する基礎的研究
  • 木村 樹(2017年度・卒論):圧電素子を用いた弾性波速度計測による砂の物性把握
  • 塚原 周平2017年度・卒論):大谷石粉末の基礎的物理・力学特性の把握
  • 中野 碧(2017年度・卒論):水分状態を異にした不飽和砂の有効応力低下挙動の把握
  • 山田 結花(2017年度・卒論):低塑性粘土と非塑性シルトの繰返しせん断およびせん断後挙動の比較
  • 大橋 忠司(2016年度・卒論):模擬海底粘土を用いた海底地すべりの再現に関する基礎研究
  • 隈元 太朗(2016年度・卒論):不飽和状態下における火山灰質土の液状化特性の把握
  • 柳田 匡慶(2016年度・卒論):繰返しせん断作用下におけるクリンカアッシュの圧縮特性の把握
  • AFIFAH YASMIN BINTI ZAKARIA(2016年度・卒論):間隙中の水分状態を変化させた不飽和土の繰返しせん断変形挙動の把握
  • 金澤 周平(2015年度・卒論):東日本大震災で被災した栃木県内分布火山灰質土の物理特性、液状化強度特性の把握
  • 戸部 那奈美(2015年度・卒論):静岡県東部に分布する温泉余土の物理・力学特性の把握に関する基礎的研究
  • 藤沢 直志(2015年度・卒論):繰返しせん断作用下におけるフライアッシュの圧縮特性に関する研究
  • 髙木 将人(2015年度・卒論):東日本大震災によるいわき市市街地の広域沈下の実態調査及びその原因に関する考察

現地調査・災害調査など(パスワード付)

研究室保有土試料/栃木県の土のデータ(パスワード付)

進路

進路

    インフラ
  • 東日本高速道路株式会社
  • コンサルタント
  • 応用地質株式会社
  • 株式会社アサノ大成基礎エンジニアリング
  • 国家公務員
  • 国土交通省 関東地方整備局
  • 国土交通省 東北地方整備局
  • 地方公務員
  • 栃木県
  • 茨城県
  • 福島県
  • 新潟県
  • 盛岡市